2019年6月27日木曜日

ぺんてるシャープリフィルXPUT103は欠陥品!だよねぇ

ぺんてるのアイプラスという多機能ペンを、試しに購入してみたら、あまりにも酷い事態に遭遇したのでメモしておきます。

好きなリフィルを組み合わせる多機能ペンは、ゼブラのプレフィールやサラサマルチとか、スタイルフィット(三菱)を既に使用しているのだが、なぜか、ぺんてるのは持ってなかった。

ぺんてるのアイプラスを店頭で見てそんな悪いようには思わなかったので、試しに0.3ミリのシャープリフィル(XPUT103)アイプラスの3本用のペン軸を購入した。ボールペンリフィルは今回は買わず調べてから後で購入するつもりだった。

家に帰って、ぺんてるのシャープリフィル(XPUT103)を、多機能ペン、アイプラスの軸にセットしてみる。軸のネジを緩めて、リフィルを差し込めばいいだけなので、他の多機能ペンと同様、その辺は特に問題無い。

しかしノックして、書いたとたんに、驚愕した。ちゃんと書けないのだ。当然芯は出しているし、ロックもしているのだが、ペン先がグニャグニャと動いて、まるで安定してない。なんだよこれはっ!って感じだ。

あまりにも不自然なので、軸の内部を見ながら書くと、ペン先に力を入れると同時に、中でたわんでいるのが分かる。その量が半端なく大きい。弓なりになる!なり過ぎる!グニャングニャンって感じだ!!こりゃひでぇ~~~モノ買っちまった!!!と後悔するばかりになってしまった。そもそも特別力を入れて書いている訳では無い。力入れたら0.3ミリの芯だから、折れてしまう。

そのグニャグニャのぺんてるのシャープリフィルは、ノックのための可動部分が、かなりくびれていて細くなっている。つまりこの商品だけが欠陥でなくて、設計段階から既に大失敗の愚作だったとしか言いようがない。



既に手持ちの多機能ペンは、ゼブラのプレフィールと三菱のスタイルフィットがあるので、それと比べてみた。

ゼブラ、プレフィールのシャープリフィルは、0.3、0.5、0.7ミリとどれも所有し使っているが、ペン先がグニャグニャするような感じは無かった。書きながら、軸の中を覗いていると少しはたわむのだが、書きにくいと感じるほどでは無い。

三菱スタイルフィットのシャープリフィルは金属製で、これは更に安定している。ただし芯径は0.5ミリしか無いのが惜しいところだ。

ぺんてる、アイプラス、シャープリフィル(XPUT103)があまりにも酷すぎて、まるでオモチャ以下だったので、もうこれ以上被害者が増えないように、メーカーにクレームをしたのだが、電話番の対応もぺんてるのリフィル(XPUT103)と同様酷すぎた。要約すると、「ちゃんと書けますし問題無い」ということだった。マニュアル通りの機械的な対応しかしない電話番、少し褒めれば「ありがとうございます。」と返してくるのはまるで出来の悪いAI。



今回、シャープリフィル(XPUT103)で大失敗してしまったのに、何故ぺんてるを選んだのだろうか?

実は、手持ちの製図用のシャープペンシルでぺんてるを何本か使用しているのだ。例えばグラフレット?十年前に購入したのがあるし、グラフギア500、グラフギア1000、オレンズ 0.2ミリ(時々芯が詰まるが)、他にぺんてるグラフ1000フォープロも一本だけ持っている。結局、製図用のシャープペンシルはまともだったために過信していたようだ。つまりメーカーが同じでも、設計や製造は別物だと疑う必要があったようだ。

さて、このグニャングニャンなシャープリフィル(XPUT103)をどうするか?、ってことになった。使ってしまったので店に返品は不可能、だからと言って、このままグニュングニャンで使うことは絶対ムリだ!。そこで、自分で改良できないだろうかということになった。(こんなものでも貧乏性なので、捨てることができない・・・)ということで、その記事は時間ができて気が向いたらこのページに追記したいと思います。


以下は、2019年6月30日 日曜日の追記になります 。


さて改良と書いてしまったが、問題のシャープリフィルには何の加工もしてないので、正確には工夫と表現したほうがいいかもしれない。


上の写真、中央が問題のシャープリフィル(XPUT103)になります。外径は3.05~3.10ミリほど(関節部分から先端にかけてノギスで計測)。これをちょっと調べてみたら、グニャグニャするのは、下の金属部分の上にある白い部分と、直ぐ上に繋がる細くなってくびれているところ。ここはノックする時のスライド部分になるが、そこの構造が悪いように感じた。更に芯を入れてある半透明のパイプ自体も柔らかめに感じるようだが・・・。

そして右にあるのは 、金属製パイプ。これは、家にあった壊れたラジオか何かのロッドアンテナの、細い方から3段目ぐらいだったかと思う。メッキがされていて肉薄な割に丈夫。それになんと偶然内径がリフィルと合っていて、芯をノックする時も、動きを妨げない状態。まるで、このリフィル専用の補強材と言ったところ。初めはこの写真より長かったので、リフィルを軸にセットした状態で丁度良い長さになるように調整してある。


上の写真が、リフィルを金属パイプに差し込んだ状態。パイプとリフィルの隙間が丁度良いので、ノックもちゃんと出来るし、更にリフィルがグニャグニャすることも無くなり、これでやっとやっと使用可能な多機能ペンレベルになった。中が見えなかったり、芯交換ではパイプを外したり付けたりする手間があるが、グニャグニャのペン先で我慢しながら書くよりは良い。

これの後、ゼブラプレフィール(今ではサラサ) のシャープリフィルをアイプラスの軸に付けられないか、やってみよう思って、並べて見比べたら、太さ長さは大差ないものの、取り付け部分の形状がまるで違うので断念した。それは写真の最上部にある小さなプラスチック部品のこと。これがあればもしかしたらプレフィールのリフィルを流用できるかもしれないと思ったりしたが、外してうっかり壊したらゴミになるだろうと思って、これ以上は止めた。それにしてもどうしてぺんてるはこんなシャープリフィル(XPUT103)を世に出したのか不思議でならない。