2018年10月15日月曜日

ヤフオク 悪質出品者について (自分用メモ)

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ヤフオクにはハードディスクやSSDが沢山出品されていますが、品物としての特性上トラブルが多いようです。検索で『ヤフオク ハードディスク 不良』とかで何十万件もヒットする有様です。
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ヤフオクでハードディスクを2つ『動作品』と表記されている固体を同じ出品者から落札しましたが、どちらも壊れていて全く使い物になりませんでした。その出品者の悪い評価は1%も無かったのですが、これで完全に悪質な出品者と判定に至りました。

その2つは別々にゆうパックで送られてきたもの。梱包も問題があるようには見られなかった。当然、商品外見はルーペで確認しても落下の形跡もキズも全く無い。念のため輸送時のトラブルを検索したが、そんなヤワな物だとパソコンの普及なんてありえないという記載まであった。

《しかしディスク使用時(通電時)の振動などには非常にデリケートなのは言うまでもなありませんし。また輸送時のトラブルは考え難い。過去にも別の出品者から複数ハードディスクを落札購入しているが正常に使用できています》

到着したHDDを慎重に開封し、配線を済ませ電源を入れる。ディスク(プラッター)の回転が始まり少しして『カチカチ』と大きめな音が周期的に聞こえてきた。つまり完全に壊れている状態だった。しかも2つとも同様の症状。当然パソコンも認識しない(エクスプローラーでなくディスクの管理で)。一言で言えば『ジャンク』でしかないモノだったが、そのような商品説明は上から下まで一言一句漏らさず精読したがひとつも無い。

しかし出品者の商品写真と並んで出ている『ディスク情報ツールの画面』では何の問題も無い。つまり不良品を誤魔化すために文字部分を改ざんしたのだろうか。複雑な写真の改ざんに比べれば非常に容易なのが想像できる。例えば購入時の状態の良い時の画面を貼り付けるとか、他のディスク情報の文字をコピペとか・・・。

それにしても、落札者からの評価が良いのは何故?。考えられるのは報復評価というもの。出品者に悪い評価を付けると 『しっかり見ないで落札したお前が悪い』 と、仕返しに落札者に悪い評価が付けられることが珍しくない。些細な金額で悪い評価を買うのに比べたら穏便に済ませたい、という心理が働き、良い評価をしてしまうケースが多いのではないか。知り合いにも、ポンコツバイクを落札して悔やんでばかりの人いましたが、良い評価をしたと・・・。

他の商品でも結構多いだろう。個人の感じ方の違いなんだからとか・・・。質な出品者は、その辺も十分慣れているので、平然と落札者に責任転嫁し勘違いするように出品して稼いでいるように思う。

そのせいか、ヤフオクでは入札制限も結構厳しくしている出品者も多い。一種のイタチごっこだったり篩い分けだったり・・・。幾つかの出品者のブログとか見ると、悪い落札者のことが様々に書かれている。誠実に落札している人から見たら想像できないことが多く、出品者だけでなく落札者にもかなり悪質なのがいるのは確かなようだが・・・。



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遅くなりましたが、今回、確定した悪質なハードディスク出品者の特徴を記載しておきます。但し以下の項目に該当したとしても絶対に悪質と断言できないこともあるかもしれませんので参考程度に。

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匿名配送をしている

●評価を見て、出品の経歴しかない出品者

入札者制限が「なし」など緩い

複数のハードディスクの出品をしている(過去も含めて)

ノークレーム ノーリターン(返品不可)などと書かれている(ほとんど定型句になって気にしない人多いと思いますが要注意です)。無論、出品者に瑕疵の無いことが第一条件ですが、悪質な出品者は詐欺まがいなことをしていてもノークレーム・ノーリターンを主張してきます。(何も言うなとは人権侵害を謳っているのではないか

中古品であることを理解して入札して・・・(これも多くある定型句だが、ジャンク(壊れ物)を使えるように文章や画像で偽装する出品者がいる、当然だが中古=ジャンクではない、中古だから壊れていて当然だと落札者に言うような出品者もいる。少しでも疑問がわいたら質問してみるか、入札しないこと)

●性能や品質の割りに、開始価格や即決価格が安い

●宅急便とかでなく安い送料の送り方をする(送料が嵩張ると、安いものほど売れにくいため)

質問しても答えないことが多い(質問するような神経質な入札者を相手にしたくないためか)

取引連絡での返事が悪いか無かったりする(落札後で手遅れですが)

『ディスク情報ツールの画面』では何の問題も見られない(誤魔化すために改ざんや流用していれば当然詐欺になりますが、手元に商品が届いてから気づくので手遅れ、また金額的に裁判にならない)

●出品者の過去のハードディスクの評価に『良い』が複数ある(善悪区別付かないことになるので当てにしない)

●●出品者の過去の特にハードディスクの評価に『悪い』『どちらでもない』がひとつでもあったら要注意し、文面をよく読んで出品者に少しでも疑問がわいたら絶対入札をしない。(今回私はこのケースでした。その悪い評価の理由は使用時間が改ざんされていたという内容でした)

●出品していたハードディスクが、入札がないままに早期終了していた (出品後に動作チェックしたら壊れていたとか、競り合って高くしたいために出品を控えたなど・・・理由は幾つもありますが)

●安くて魅力的に見える商品だが何故か入札が少ない (出品者のIDで検索して、悪評が無いかチェックしましょう)

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という感じですが、これだと善良な出品者と区別が付かない場合もあるかもしれません。そこで注目したいのが商品説明かと思います。勿論、出品者のIDでの検索も忘れずにしておくのがいいと思います。
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『動作します』 『動きました』 『使っていました』 などの表現は誤魔化し用語でもある。(誤魔化す意図がなく、ありのまま書いていると言う場合もありますが・・・)

つまり、ディスクが回転しただけでも動作していることになりますが、正常に使えるかどうかは別です。

また、ハードディスクが壊れる前って、データー転送に時間がかかるようになることがありますが、それでも使用可能の内になりますし・・・)

また 『使用していました』 も落札者が購入後でも使える保障にはなりません。調子が悪くなったので新しいのに交換したのかもしれませんからね。勿論、過去の状況なので担保できる文言にもなりません。つまり出品者の手元では大丈夫だったが、自分の手元では壊れているかもしれないと解釈するべきでしょう。


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では何と表記されていれば良いか?

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『落札様で正常に使用可能です』 『初期不良返品可』
或いは、質問で「この商品は到着後でも正常に使用可能ですか?』と尋ね担保を取るのも手です。期待する回答が無ければ入札を止めるべきです。

悪質な出品者は、落札者が誤解するような表記をし、言い逃れできる道を確保しているようです。

そして 『落札者様の自己責任です』 『中古を落札したんだから壊れててもクレーム言うな』 『説明を良く読んでない、理解してない、誤解している』などと言って、出品者の責任を棚上げし逃げ切るという手法です。

色々な意味で、甘い緩い落札者がいることで、悪質な出品者が生存繁殖できるのがネットオークションのようです。

出品者、落札者双方を客観的に見た上で、低額な入札でも慎重に行い、ネットオークションを信頼できる方向へと誘導しなければ、便利なオークションが邪悪な存在になっていくばかりに思います。

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評価は正確に慎重に行う、決して急いではならない
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あちこちに書かれていますが、評価は後々まで残りますので、特に悪い評価をする場合は慎重にしなければならないと思います

取引連絡や連絡掲示板でまとまる可能性があるかもしれない場合でも、、安易に悪い評価をしたために、破綻決裂、双方にとって不利益にしかならなかったという終わり方は少なくないようです。この出品者は悪い奴だと決め付ける前に、本当に悪い奴なのか確認することは肝心だと思います。

金銭的損失を被ったのだからいきなり出品者に対して『非常に悪い』評価をしてしまうことがあるかもしれません。そして報復評価で非常に悪いを受けそれっきり終わるパターンがありますが、避ける方法はないだろうか?。

あえて出品者に 『どちらでもない』 或いは 『悪い』の評価をつけて、最後の切り札である 『非常に悪い』 を残しておくとか・・・・。勿論、取引連絡や連絡掲示板も活用するのも手だとは思います。悪い評価をする場合、タイミングも肝心かと思います。出品者から良い評価を貰ってからするとか、似たような品物が出品していたら、それの落札が終わってから評価をするとか・・・。(出品されたら直ぐに評価をするとかもありますが・・・) そもそも悪質な出品者は売れてカネになれば評価なんて気にしない人かもしれません。悪評が増えたらIDを代えて再出品してとか。結局は、見た人が入札するに信用できない悪質出品者だと分かるように、評価とコメントを落札者が書いておくしかないように思います。

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取引連絡や連絡掲示板での交渉も進展せず、もし、本当に悪質な出品者から落札してしまったら、報復評価を恐れず容赦なく『悪い』評価を、理由と共に差し上げましょう。落札者が遠慮していると、悪質出品者がはびこりヤフオクが悪くなるばかりだと思います。
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